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予防矯正という考え方

総院長中村信一郎が
感じていること

本質的な予防とは・・

口腔外科を学び、外科的矯正治療に従事してきた2000年から2005年の間、骨格の不正によって、噛み合わせが悪くなってしまった16歳から65歳くらいまでの患者様に治療させていただきました。

外科的矯正治療とは、手術によって噛み合わせを治す治療です。微調整は術後矯正治療で行います。

本質的な予防

16歳までは手術で治せません(外科的矯正治療の適応は女子で16歳以上、男子で18歳以上です。成長が終了してからということが一般的な考えです。)逆に65歳以上は、年齢のため、手術適応が制限されます

体的に元気で歯の欠損がない方は、手術することができますが、実際すでに骨格の問題の不正咬合によって歯を何本も失っていることが多く、手術して治療するメリットもすくなってきます。これって恐ろしいことですよね。手遅れ感があります。

本質的な予防

また歯が欠損しているというこの問題について、私は、インプラント治療を専門に学び1999年から、サイナスリフト、GBR等口腔外科の知識技術を総動員して治療を行っています。

2009年日本口腔外科学会口腔外科専門医取得の手術実技試験はサイナスリフトです。他歯科大学口腔外科の教授の見ている前でサイナスリフトの手術をさせていただきました。

余談ですが、私が取得させていただいた2009年は、口腔外科専門医取得に対して、初めて実技試験が課された年でありまして、それまでは、症例報告100例と論文5編等だったのですが、実技試験を課すことでより国民の皆様のお口の健康をあづかる専門医として、口腔外科技術の良否を問われていくことになったのです。

話を元に戻します

技術を身につけるため海外研修も多数行い、
米国ニューヨーク大学CDE Program 卒業等 国際インプラント学会指導士医取得

歯が欠損して、しばらく不適合義歯で我慢する。もしくは、義歯を使用していないと骨吸収が進みますが、ただ60歳を過ぎた方にとって、そういう大きな手術(骨が少なく、一般的なやり方では、インプラントが難しい患者様に対して行う、骨移植等の手術のこと)はかなり負担です

特に腸骨移植等(腰骨から骨を採取する)を行うと2週間以上の入院、1か月の歩行リハビリ等心身の負担はとても大きいものでした。そういうこともあり、なるべく骨の吸収を抑えることの可能な抜歯即時埋入やそれに準ずる技術を身につけるため海外研修も多数行い、治療を確立してきました。

また違う問題として、骨格の問題がない方のインプラント治療はまだ易しいのですが、骨格に異常がある方のインプラント治療は、とても難しくなります

理想的に治すことは不可能です。デメリットを少しでも抑えて、複雑な治療計画を立てて、取り組むことになります。

現在でもこの分野に関しては、非常にやりがいもありますし、気合をいれて治療に取り組んでいますが、なかなか根本的解決にはいたりません。

そのような観点から鑑みると私には、1歳のお子様の小児歯列がまぶしいほど、輝いて見えます。ほとんどの場合が問題ありませんし、悪くなる前の状態だからです。

しかし、このころの舌の使いかた、呼吸の仕方によって今後の骨格的な問題、不正咬合が決定していきます

このころの顔面、軟組織には、ほとんど異常がありません。つまりみなさんほぼ正常です。よってこの時から治療介入(おおげさですが、問題点を精査して、少しずつ生活の中で治していけばよいわけです。主な治療は、悪い癖を治すということになります。)

一般的な矯正医が上顎の前歯4本が生えてきたらそろそろ問題が出てくるかもしれませんので、治療していきましょうと伝えます。だいたい8歳前後になります

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〜はたしてそれでよいのでしょうか?〜

8歳と言えば、嚥下の習慣、呼吸の習慣について、すでに悪い習慣がついてしまっていれば、治すことは、4歳や5歳に比べたら、むずかしくなります。

またこのころまでの習慣で、開咬や、歯列の狭窄やすでに問題がでてくるので、治しましょうということになるのです。

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予防矯正ではそうならないように、
もう少し低年齢から正しい方法を遊びながら
学び、身につけましょう。
そうすると結果的に、歯並びはよくなります。

究極の歯科予防管理

予防矯正という究極の歯科予防管理に出会い、
私の考えはそれまでと180度変わりました。

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1歳のお子様が60年後に歯を失い、
心身ともに消耗する治療を受けなくても
済むかもしれない。

そして、嚥下・呼吸・舌の正しい使い方を
指導したら、
姿勢・運動能力・頭痛・顎関節症・学力の向上等さまざなことに対して、
素敵な人生を享受するベースになる。

子どもは、教えなくても勝手に母乳、もしくは、人工乳を飲みます。逆に教えないからこそ、その子の個性によって自由に学んでしまいます。呼吸もそうでしょう。教えないから勝手に自由に学んでしまう。

この時期にしっかり介入し、正しい方法を楽しく身につけてもらえば、良いわけです。費用は少ないです。労力も少ないです。

もっというとマイナス1歳からの予防矯正です。マイナス1歳とは、妊娠中からの予防矯正ということです。

妊娠中からお母様に指導させていただく、食事の管理、妊娠性歯肉炎の管理をすることによって、少しでも安全な出産ができるようにお手伝いができます。

そして産後落ち着かれましたら、お子様と一緒に来院をいただき、虫歯にならないような管理の仕方、歯ブラシの仕方、食事の指導等包括的にさせていただきます。

少しお子様が話を理解できるようになってきたら、嚥下指導、呼吸指導等をおこなっていきます。

嚥下指導、呼吸指導

当院では、この指導を楽しみながら、エクササイズを取り入れて自ら学んでいくスタイルにて行っております。人の顔貌は、幼児期、幼少期の咀嚼、呼吸によって変化します。

また、嚥下の時の舌のポジション、呼吸の時の舌のポジションによって口呼吸の原因になります。口呼吸の方が酸素濃度は高いが、二酸化炭素が減ってしまう。ご存知のように、取り入れてしまった二酸化炭素を排出するために、呼吸数が上がります。

素晴らしい機能は、少ない呼吸回数で、適正な酸素濃度と、二酸化炭素濃度を保つことです。舌のポジションが関係します。